今年の冬、仙台地方は雪が少なく、作並もほとんど雪が消えて無くなって来ました。春の訪れは早く、「賢治とモリスの館」も、いよいよオープンの準備に入ります。
ただ、道路にはまだ雪があり、車は入れない状態です。でも、一度まとまった雨が降れば、雪はすぐ消えそうです。昨秋、リホームした館の庭も、とくに雪害はなさそうで、今年の春も美しい花が私共を迎えてくれると思います。
皆さん、もう少しお待ち下さい。春はそこまで来ています。
昨年オープンした作並温泉の観光センター「作並湯の駅Lasanta」で、3・15~17まで、「仙山線宝さがし展’08」が開かれました。3・8~13には、山形県立図書館「遊学館」でも開催された、パネル展です。今年は活動2年目だそうですが、作並ではニッカウヰスキーと並んで「賢治とモリスの館」が、仙山線の「お宝」に選ばれました。
この企画、「東北芸術工科大学」の山下英一先生のゼミの先輩後輩が組織する「NPO法人宝さがしから地域デザインを考える会」が主催したもので、一昨年から何度も「館」を訪問され、パネル作成を続けられたものです。
いま、JR仙山線を中心に、仙山圏の自然、歴史、文化を探検して、新しい地域をデザインする試みは、まさにW・モリスや賢治のアート&クラフツ運動の実践だと思います。そして、東北芸術工科大学の名前に相応しい教育実践ではないか、「賢治とモリスの館」が少しでも、お役に立ち協力できることを、心から喜んでおります。
パネルは、館に置いてありますので、是非ご覧下さい。